今治ではたらくということ

造船とタオル製造が日本一という街、今治です。
緑豊かな山々と、美しい瀬戸内海に面したこの街は、おだやかな気候と石槌山からの豊富な水に恵まれ古くから綿織物の盛んな土地です。
晴天の多い青空の下、自分の気持ちも、とってもおだやかなものになりますし。
         
そんな土壌で生まれた「今治タオル」というブランド。
なにか巨大なブランド、巨大なメーカーが存在するかのようなイメージを持たれるかもしれませんが、実際にはタオル製造の各工程ごとに、小さな工場がいくつもいくつも存在し、産地ならではの工場同士の技術の組み合わせや協力によって成り立っています(自分にはそう感じています)。

そうした様々な工場が持つ優れた技術の組み合わせ=協力工場との連携において、初めて良いタオルが生まれると思います。
正岡タオルでは、ブランドやホテルから求められる高いニーズにきちんと誠実にこたえられるよう、妥協をゆるさない優れた協力工場さんと一緒になってタオルづくりを行っています。

正岡タオル・桜井本社


            
「今治タオル」というブランドは世界的に認知されてきましたが、ブランドを作り上げているひとつひとつの小さな工場や職人さんまではまだスポットがあたっていないというのが現状ですが、まさに正岡タオルもその一つなのでしょう。(※タオル業界内では認知されていますがw)
              

長くファッション企業で働いていて感じたことは、プロモーションがとても上手くても、商品がお粗末なものだと長続きしないし、また製品のこだわりばかりを説いているファクトリーブランドは一部にしか認知されず・・・、ということでした。
今治タオル・ブランドの一員であり、今治の地にしっかりと根を下ろし、そのクオリティにプライドを持ち、良質なタオルを作り続けている正岡タオルも、その名前がタオルユーザーもとに届くことはあまりなかったのではないでしょうか。
               
       
TRUE TOWELというブランドを通じて、正岡タオルの「ものづくり」をしっかりと伝えていけたらいいな、と考えています。
紡績、染工場、洗い加工、仕上げ・・・。優秀な協力工場さんと一緒になって、良質なタオルやその「想い」をお届けしていきたいと思います。
           
    
地方都市の衰退といったニュースをよく見かけますが、今治に関して言えば衰退どころか、可能性に溢れますます発展していく街になっていくこと、そんな大それた夢を掲げながらTRUE TOWELを通じて、今治ではたらいています。